北海道中川町からはじまる、小さな渦の物語。

中川町は、北海道の北部に位置する人口1600人ほどの小さな町です。
豊かな森と雄大な天塩川、珍しい化石や美しい星空が見つけられます。澄んだ空気と綺麗な水、美味しい農産物に恵まれています。 うでのいい農家ときこりが住んでいて、町で暮らすさまざまな人たちがいます。

都会的な便利さはなく、デパートも地下鉄も緑の看板のコーヒーショップもありません。けれども、ないものは作れば良いと思っています。たまに都会に遊びに出ると一層楽しく感じるかもしれません。たくさんの人に何度も中川町に遊びに来てもらいたいと思っていて、できれば中川町で暮らしてもらいたいです。

「まちおこし」「まちづくり」「地域おこし」「地域づくり」を任務にしてもらおうと思っていません。それぞれのやりたいこと、あこがれの暮らし、それらを実現する道のりと営みの途中で立ち止まったとき「ふと良い町だな」と思える町になりたいと思っています。そして、中川町は2016年度よりローカルベンチャースクールを始めることにしました。

あるものと、ないものがあり、良いところと良くないところを抱え、それでも断言できることがあります。

なかなか なかがわ よいところ

中川町より

MESSAGE

未来のために今、ローカルベンチャーが必要

人口減少社会とは、人口そのもの「量」が減ることによる問題という側面がありますが、それよりも、一人ひとりが物理的・経済的・精神的に豊かな営みを続ける「質」の問題であると考えます。この「質」を上げることが、僕たちの目指す未来には必要であり、ローカルベンチャースクールは、そのための手段と考えます。

ポイントは「稼ぐ」ことです。そのためには、Cool head, warm heart.で地域のことをしっかり見つめることが必要です。そして、その地域資源がどのような経済価値に置き換えられるのかを考えることが必要ですが、それには「共感」が欠かせません。そうしたことを意識しながら、なるべく早く行動にうつしていく。その一連の流れがローカルベンチャーには大切です。

今回、このローカルベンチャースクールを開催する目的は3つあります。
1つ目は、地域の人たち同士が出会い、語り合うことです。普段、Face to Faceで語り合うことがなかなかないのですが、この機会にぜひ、お互いの考えていることを知ってほしいと思っています。
2つ目に、地元ですでに様々な事業をしている方々を発掘し、外に発信することです。すでに、中川町には起業して事業を行っている方々、つまりローカルベンチャーがいますよ、と伝えることです。
3つ目に、外の人たちに中川町で起業を促すことです。ローカルベンチャースクールによって、集まる機会を持ち、地域の人たちとつながっていただき、起業につながればと考えています。

このスクールは、北海道中川町で行う宿泊型のスクールプロジェクトです。全5回、ローカルベンチャーに精通した講師による講義と参加者による対話形式の組み合わせで、各回1泊2日で行います。

ぜひともみなさまの参加を心からお待ちしております。

コーディネーター

井筒耕平(村楽エナジー(株))

SCHEDULE

スクールは1泊2日 全5回、それぞれ講師を招いて行います。

  • Vol.19月10日・11日
  • Vol.210月22日・23日
  • Vol.311月10日・11日
  • Vol.412月10日・11日
  • Vol.52月11日・12日

Vol.1 中川町で起業するということの意味※ 終了しました

開催日2016年9月10日・11日
場所中川町役場集団健診室
参加人数27人

Vol.1は、中川町の現状を知り、関わろうとする人々を知ろうということを狙いとする。中川町に住ん でいる人も、そうでない人も、中川のことを改めて知り、チャンスとピンチをちゃんと把握した上で、じ ゃあ今、僕らはどう考え、行動すべきかということをそれぞれが頭に叩き込む機会としたい。

講師紹介

野村総合研究所
丸田哲也
大手シンクタンクに研究員及びコンサルタントとして勤務。その間、ICTや再生可能エネルギー等、新しい道具で活性化に取り組む地域を支援してきました。 例えば、自治体と森林組合をネットワークで結び、新しい林業経営を可能とした森林ICTプラットフォームの企画や普及、オープンデータを活用した地域の課題解決ワークショップの開催、木質バイオマスエネルギー使った地域活性化の枠組み作り等々。 地域の未来作りに欠かせないインフラ形成を影で支える役回り、合意形成のお手伝い役。

Vol.2 村楽エナジーのクリエイティブチームによる※ 終了しました

開催日2016年10月22日・23日
場所中川町役場集団健診室
参加人数28人

第2回目は、4人の講師による様々な角度からのインプットです。コーディネーターの井筒からは、ローカルベンチャーの真髄と村楽エナジーの活動についてご紹介します。酪農家の丸藤さんからは、中川町での酪農業のリアルと中長期的な経営の視座をご案内いただきます。また、村楽エナジー参謀・奥祐斉からは、80カ国をバックパッカーや青年海外協力隊として回った経験から、学ぶことをお伝えします。さらに村楽エナジー・井筒もめからは、ローカルベンチャーにおける働き方に関する様々な葛藤を含めた自身の存在のあり方について、問いかける。こうした幅広い講師陣によるプレゼンテーションによって、スクール生たちの心に訴えかける回とする。

講師紹介

村楽エナジー(株) 代表取締役
井筒耕平/ 奥祐斉 / 井筒もめ
奥祐斉…千葉出身、青年海外協力隊でベナンへ。 現在、25歳。2社かけもちの働き方。 東京への哀愁。インバウンド企画業務に全力投入。
もめ…神戸市出身。ロック・フィールドを出て、現職。 現代アートへの造詣深く、クリエイティブまわりの 情報多数。
井筒耕平…1975年生まれ。愛知県出身。鈴与(株)、環境エネルギー政策研究所、備前グリーンエネルギー(株)、美作市地域おこし協力隊を経て、2012年村楽エナジー(株)代表取締役就任。鳥取大学地域学部非常勤講師。博士(環境学)。 岡山県西粟倉村で、ゲストハウス「あわくら温泉元湯」および薪工場の運営というローカルでの実業を行いながら、再エネ、地方創生、観光などの分野で企画・ディレクション事業を行っている。共著に「エネルギーの世界を変える。22人の仕事」(学芸出版社)。
丸藤牧場 代表/放牧酪農家
丸藤 英介
北海道中川郡中川町字大富在住。神奈川県横浜市で生まれ育った。幼い頃から、木登り、クワガタ取り、田んぼでのザリガニ取り等、外遊びや、生き物が好きだった。法政大学工学部経営工学科へと進学したが、勉学に身が入らず留年、何とか卒業するも、成績は最低ランク。卒業後は就職せずに、自分にとってやりがいのある、持続的に所得を得ることのできる職業を探した。それが放牧酪農家だった。7年間の下積みを経て、32歳の時に自分の牧場を持った。3人の子供にも恵まれ、現在、搾乳牛43頭、育成牛20頭を妻とともに管理している。目指すのは、外部要因(乳価、輸入飼料価格の変動等)に左右されづらい、持続性のある循環型放牧酪農。家族の笑顔と、将来の農業担い手達のために。

Vol.3 中川町で起業するということの意味※ 終了しました

開催日2016年11月10日・11日

第3回は、ローカルベンチャー生みの親・牧大介氏を講師に迎える。牧さんは、西粟倉の今の起業が生まれ続ける素地を作った人であり、西粟倉の理論的支柱となっている。ローカルベンチャーの真髄を聞き、ここ中川町であれば、どのような行動が生まれていくのがよいか、そしてそこから得られるコンセプトはなんなのか。みんなで議論していきたい。

講師紹介

エーゼロ(株) 代表取締役
牧 大介
1974年生まれ。京都府宇治市出身。 京都大学大学院農学研究科卒業後、民間のシンクタンク を経て2005年に株式会社アミタ持続可能経済研究所の設 立に参画。森林・林業、山村に関わる新規事業の企画・ プロデュースなどを各地で手掛けてきた。 06年から地域 再生マネージャーとして西粟倉村に赴任。 09年より株式会社西粟倉・森の学校を設立と同時に代表 取締役就任。 16年には、ローカルベンチャーインキュベーション企業 であるエーゼロ社を創設。

Vol.4 さいはての地で働くということ

開催日2016年12月10日・11日

第4回は、西村佳哲氏を講師に迎える。西村さんは、ずっと働き方研究家として様々な職種、分野、地域の人々のインタビューをして回り、多くの書籍を残してきた。人の仕事として表出しているのは氷山の一角であって、働き方、あり方は海面の下に隠れているのだけど、とても大切なことなんだということを常々語ってきた方である。中川での働き方、あり方について、みなで語りたい。

講師紹介

(有)リビングワールド 代表取締役
西村 佳哲
1964年東京生まれ リビングワールド代表、プランニング・ディレクター、研究家武蔵野美術大学卒。つくる・書く・教える、三種類の仕事。建築分野を経て、ウェブサイトやミュージアム展示物、公共空間のメディアづくりなど、各種デザインプロジェクトの企画・制作ディレクションを重ねる。多摩美術大学、京都工芸繊維大学 非常勤講師。

Vol.5 マーケティング概論 /地域経済入門

開催日2017年2月11日・12日

第5回は、古川ちいきの総合研究所・古川大輔氏を講師に迎えます。林業をベースとした様々な地域へのアプローチが光る古川氏。きこりの町として世界へ発信する中川町と、日本全国の林業のリアルを知る古川氏の掛け合わせによって、さらに進化した中川町の林業とその周辺が見られそうです。この5回目が最後となりますが、次につながる回にしたいと思っています。

講師紹介

(株)古川ちいきの総合研究所 代表取締役
古川大輔
東京大学大学院時代に全国の農山村地域を巡り、過疎化、農林業経営の厳しさ、ダム建設など農山村が抱える問題を目の当たりにする。これらの問題解決のため、より実践的な行動がしたいと考え、大学院を中退してビジネスの世界に飛び込む。船井総研では「地域ブランド創造チーム」を立ち上げ、地域ブランド創造を切り口とした、地域再生、森林再生に携わる。その後、株式会社トビムシ(持続可能な地域再生の実現を目指す)を経て独立。古川ちいきの総合研究所を設立する。講演では「理念なき利益は犯罪。利益なき理念は寝言である。」をモットーに、地域再生、企業再生、夢の実現などをお話する。企業、官公庁、団体、学校など多岐にわたる講演実績も魅力の一つである。

TIME TABLE

講義と対話を中心に、二日間に渡って行います

  1. DAY
    01
  2. 講演
  3. 対話感想共有、意見交換
  4. 懇親会
  1. DAY
    02
  2. 講演
  3. 対話感想共有、今やるべきこと

よくある質問

町外からも参加できますか?

大歓迎です。

事業計画を策定するのですか?

策定しません。行動に向けて、思考、方法関係性、働き方、あり方など、深いところまで話し合うことを大きな柱としています。事業計画は、別の機会で策定いただければと考えています。

1回だけの参加でもよいですか?

可能です。ただし、できるだけ多くの回に参加いただければ幸いです。こちらも、よりよいローカルベンチャースクールとなるようベストを尽くします。

インフォメーション

アクセス

公共交通機関でお越しの方

自家用車でお越しの方

旭川から…3時間 / 稚内から…1時間30分 / 札幌から…6時間(士別まで高速利用:約4時間)

開催概要

日時第一回 2016年9月10日ー11日(終了)
第二回 2016年10月22日ー23日(終了)
第三回 2016年11月10日ー11日(終了)
第四回 2016年12月10日ー11日(参加申し込み受付中)
第五回 2016年2月11日ー12日(参加申し込み受付中)
参加費無料
参加資格無し
コーディネーター井筒耕平 村楽エナジー(株)
運営元情報北海道中川町役場経済課産業振興室(担当:高橋)

お問い合わせ・スクール参加申込みフォーム

現在【第四回・第五回】スクールへの参加申し込み受付中!
種別
氏名
住所
携帯電話
メールアドレス
年代
ご職業
会社名
お問い合わせ内容

PAGE TOP